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注文住宅に向いている人、向いていない人チェックポイント

「そろそろ、一戸建ての家がほしい…」と思って、住宅をいろいろと考えていると、気になってくるのが、「注文住宅って、他の住宅と何が違うんだろう…?」ということではないでしょうか。

注文住宅は、土地選びから、家の間取り、インテリアや外壁、窓の位置等、自分の希望通りに進めていくことができて、まさに、自分だけのこだわりの家をイメージできる魅力的な部分が多くあります。

ただ、注文住宅は、魅力的な部分が多い反面、建売住宅よりも、家の細部まで自分で考えていかないといけなくなるので、予算が高くなりがちですし、家が出来上がるまでの期間が長くなる等もあり、注文住宅に向いている人、向いていない人がいるのは事実です。

この記事を読むと、注文住宅のメリットやデメリット、注文住宅で家を建てるのに向いているかどうかを知ることができます。

注文住宅のメリット、デメリットを知ろう

まずは、注文住宅のメリット、デメリットを知って、注文住宅の特徴を知っていきましょう。これから、家を考えていかれる場合は、参考にしてみてください。

メリット1 自分だけのオリジナルの家ができる

注文住宅で家を建てる人の多くが、自分の頭の中にイメージする理想の家があるのではないでしょうか。

建売住宅でも魅力的な物件は数多くありますが、コスト面を意識されており、多くの人に受け入れられる一般的な間取りをイメージされたものが多く、似たような外観の家が周りに数軒建てられているところをよく見かけます。

「部屋の数が、もう1つあったらなあ…」「キッチンはアイランド式がいい…」等々、家族によってこだわりたいポイントは人それぞれ。建売住宅に物足りなさを感じて、注文住宅の方を検討する方も多いです。

注文住宅は、自分のイメージをまさに形にすることができるので、その土地に応じて建てられる家の条件(建蔽率、容積率等)を守りながらにはなりますが、自分だけの家を建てることができます。

メリット2 家づくりの過程を楽しむことができる

注文住宅は、土地探しから始まり、土地契約後に、図面で間取りを検討し、照明の位置、外壁の素材、壁紙、床、屋根の色を決めたり、浴槽、トイレ、キッチンに取り入れる住宅設備を決めたりと家に関するありとあらゆる全てのことに着手してくので、自分の理想の家に近づいている実感を持ちながら、家造りに参加することができます。

メリット3 家を建てる場所、ハウスメーカーが選択できる

ハウスメーカーによっても、得意な住宅の分野がそれぞれ違います。

耐震等の災害に強い住宅、空調を重視している、和風建築が得意、シンプルな外観がメイン等、自分の好みのハウスメーカーを選んで家を建てることができます。

建売住宅の場合ですと、1社のハウスメーカーが広い土地に数軒分の家を建てていく場合がほとんどで、希望の土地で、自分の好みのハウスメーカーの建売住宅を見つけることは難しいでしょう。

希望のハウスメーカーがある場合は、注文住宅を選択することをオススメします。

デメリット1 こだわりすぎると予算オーバーになることも

建売住宅は、コストを意識しており、一般的に受け入れられるような外観、間取りを採用していることがほとんど。また、広い土地に外観が似ている家を数軒建てて、材料費を安く仕入れることが可能。

その反面、注文住宅は、その家に応じた対応になってしまうので、建売住宅に比べて材料費は高くなりがちです。

外壁をタイルにしたい、ベランダを広くとりたい、ウッドデッキを作りたい、キッチンはアイランドキッチンがいい、蛇口は全て自動にしたい、ドアは安全対策付きがいい等など、こだわり始めると色々な所に手をつけたくなるとは思います。

ただ、ありとあらゆることにこだわっていると予算をオーバーしてしまうことも。

全てを叶えられるのであれば、それはとても嬉しいことなのですが、こだわりがある中にも、実現したいことの優先順位を考えて、予算の範囲に収めることも大切です。

デメリット2 建売よりも時間がかかる

注文住宅の場合、家を建てるまでは一般的に約1年はかかるといわれています。

注文住宅は、土地探しから始まります。今、ある土地から最善と思うものを選択するか、自分が納得できる土地に出会うまで待つのかで、かかる時間が大きく変わってくるでしょう。

建売住宅の場合は、既に家が建っているので、3ヶ月〜半年で、新しい家を手にすることが可能です。

例えば、急な転勤で引っ越すことになった等、早く家を手に入れたい場合は建売住宅のほうが向いているでしょう。

デメリット3 とにかく決めることが多い

注文住宅は、とにかく決めることがたくさんあります。

トイレやお風呂、キッチン等の設備類、壁紙、フローリングの素材、色、窓の位置、庭は芝か人工芝にするか、砂利にする場合は砂利の色はどうするか…等はもちろんのこと、さらにコンセントの位置やエアコンを設置場所、通気口も…ここで書き出したらキリがないぐらいたくさんのことを決定していかなければなりません。

家にこだわりを持っている人なら、その過程のひとつひとつを楽しむことができると思います。

特別こだわりが無い、一般的な家でいいと思う人は、この細かい決定事項が苦痛になるかもしれません。 

注文住宅に向いている人はどんな人?

注文住宅に向いている人の特徴は、マイホームに対して、「どうしても、これだけは譲れない!」というポイントがあるかどうかです。

注文住宅は、自分の描いてる理想のマイホームを実現できる絶好のチャンス。 

家のありとあらゆる部分を決定していかなければならないので、毎週打ち合わせに行くこともあり、時間と労力を費やすことが多くなります。

それでも、自分が考えているこだわりの住宅を手に入れたいという情熱を持っている人に向いているでしょう

逆に、時間をかけられない、特別こだわりがなく、コストパフォーマンスを重視したいと考える方には、一般的に受け入れられやすい間取りや設備がそろっている建売住宅や分譲マンションが向いています。

注文住宅の心構え

具体的な予算を検討する

注文住宅は、自分のこだわりを詰め込むことができますが、思っていたよりも見積もりが高くなってしまった…というのはよくある話です。

まずは、家にどのくらいの予算を充てられるか検討しましょう。

ハウスメーカーによっても、購入金額は変わってきますし、実現したいところに優先順位をつけることで、予算と満足できる家のバランスをとることが可能です。

理想の家のイメージをしっかりと考える

注文住宅の面白さは、一から家を考えていくことです。予算や建築条件の都合はありますが、リビング、キッチン、子供部屋等、ありとあらゆるところが、自分の希望をかなえることができる絶好のチャンスです。

ただ、注文住宅の場合は、たくさんの事を細かいところまで決定していく必要があり、建売住宅よりも時間と労力が大きくかかります。

その都度悩んでいては、時間がかかってしまいます。

スムーズに話をすすめていくには、理想のイメージ像をしっかりと持っておくことが大切でしょう。

自分の考えをしっかりと伝える

建売住宅では、すでに家が出来上がっているので、自分がその空間で生活しているイメージを簡単に想像できます。しかし、注文住宅は、まず図面を見ながら考えていくので、出来上がった姿が、途中の段階では想像しにくいです。

おそらく、家を建てるのは一生のうち一度という人がほとんど。何回も建てる場合は、図面だけでもイメージできるかもしれませんが、建築のプロではない限り、なんとなく話を進めていくことが多いでしょう。

出来上がったときに「想像と違う…」となっても、そこからはなかなか修正がききません。

自分のイメージする家を、スタッフにしっかり伝えていくこと、気になった時は何度も確認していくことが大切です。

建築途中の家を何度か見学して、途中経過を自分の目でチェックしていきましょう。

まとめ

注文住宅のメリット、デメリットを通して、注文住宅の特徴を大きく捉えることができたと思います。

注文住宅は、自分の思い描いている家を実現するために、家の細かい部分まで決定していく必要があります。家にまつわるありとあらゆる過程を、時間と労力をかけて、じっくりと話を進めていくところを楽しめる方に向いているでしょう。

また、注文住宅は、建売住宅と比べて、出来上がりのイメージがしにくいので、建築途中でも気になった部分は、その都度ハウスメーカーのスタッフとコミュニケーションを重ねていくことが、とても重要です。

みなさんも、自分に合った家探しを楽しんでくださいね。